TWIN HOOK SYSTEM

iDCONCEPT

固定された従来のフックと
独立したツインフックシステムの違い

この従来に無いフックシステムの可動と追従は、ツインフックシステムの大きな特徴の一つです。
一般的に販売されているトリプルフックの3本の針先の間隔は120度です。(円周360度÷3=120)
そしてスタジオコンポジットのツインフックシステムのフック間の角度は100度に設定しました。

この2本のフックの間隔が狭ければ、2本のフックが同時に口に治り易いやすく、
2本のフックの間隔が広すぎると2本のフックを同時にターゲットの口を捕らえる事が困難になります。
この100度に開いた2本の針先の角度は、テスト時に最も多くの
ターゲットの口を捉え、またルアーのボディの幅に対して
一番適正な位置に針先を置く事が出来るポジションでも有ります。

そしてこの100度という角度は、ターゲットが反転したときに、
もう片方の針先がフッキングしやすい位置に有る事も多くのターゲットから得た情報でも有ります。

つまりこれは、ターゲットが片方のフックを捉え、同時に反転する事により、
もう片方の固定されていないフックが様々な角度でターゲットの口に
触れると同時に捉え、ホールドするという事です。

ツインフックの可動域は0~360度。

つまりツインフックの2本の針は、ターゲットの口を捉えるシングルフックが、
2本で形成されており、可動する事により、フックの破損を防ぎ、
同時に最も抜け落ちずらいフックだという事が以下の写真で分かって頂けると思います。

これはフッキングし、ターゲットが反転した方向が1本目のフックと同方向だった為に起こったケース。
▲これはフッキングし、ターゲットが反転した方向が1本目のフックと同方向だった為に起こったケース。
180度開いたままターゲットの口を捕らえるケース。
▲180度開いたままターゲットの口を捕らえるケース。
一度フッキングしたフックに対して逆方向に反転して、もう一方の針先がターゲットの口を捕らえたケース。
▲一度フッキングしたフックに対して逆方向に反転して、もう一方の針先がターゲットの口を捕らえたケース。
さらには、既に刺さって貫通している針先が、再びターゲットが反転したことにより、もう一度上から刺さっているケースも見られた。

更に追従する為に
特殊シリコンチューブの採用

今回、我々が提案するツインフックシステムには、特殊な肉薄の硬質シリコンチューブを採用しました。
また特殊な硬質シリコンチューブを採用した理由は、3つあります。

1つ目は、熱伸縮チューブより破断強度が強い事です。
2つ目の理由は、シリコンのフレックスを利用してフックの変形を防ぐ為です。
3つ目の理由は、硬質シリコンチューブ の復元する力を利用する為です。

ターゲットが反転し、針先が大きく左右に開いて掛かっている場合など
硬質シリコンチューブが復元する力を利用し、
針先がターゲットの口から抜け落ちることを防いでくれます。

そしてフックに線形の限界に達した時にシリコンチューブが切れる事で、
結束していた2本のフックは独立し、更に可動域を高め、
大きく開いたターゲットの口から抜け落ちることなくターゲットの口を追従するのです。

これがツインフックシステムの可動と追従です。

針先の本数ではなく、有効な角度と位置に針先がある事の重要性
固定して動かない従来のフックに対して、フックが動くことによりフックの線形を限界まで細くできるメリット。
これにより小さなバイトも逃さず、同時に貫通力が高くなる事。

そしてキャッチアンドリリースを前提としてデザインされ、
フックによるダメージが少なく、リリース後の生存率が従来のフックに比べ大幅に高くなる事。

今から10年後、20年後の未来に、この私たちに多くの感動を与えてくれるターゲットが存在し、
未来の子供たちが同じ感動を得られるフィールドがそこにある事を切に願います。

※注意
ツインフックシステムにはマイクロバーブが装着されて居ますが、本来、ツインフックシステムは、2本の針が魚の口の動きに対し稼働し追従する為、
その事実がバーブ以上の効果を発揮します。もしこのフックシステムをご理解頂き、自信を得た時は、是非プライヤーでマイクロバーブを潰して使用して頂きます様、お願いいたします。

2019年にグッドデザイン賞を
受賞しました。
グッドデザイン賞
2018年特許申請済み。

TWIN HOOK SYSTEM PAT NO 5923676
TWIN HOOK SYSTEM TM NO 5965285